春になると赤みやかゆみにうんざり...繰り返す不調は「季節性敏感肌」かも?

私たちの肌の一番外側には「角層」があり、外界からの刺激や異物の侵入をおさえとどめる一方で、肌内部の水分を逃がさない役目をしています。それを肌のバリア機能と呼びますが、その機能を突破されてしまう場合があります。突破されてしまうと、細菌やウイルス、花粉などの刺激や異物の侵入を許してしまったり、肌に影響を与えたりしまいます。それらを防御しようと「炎症」を起こしやすくなります。そして、炎症を抑制するために、B細胞、免疫細胞、リンパ球などが、血流にのって患部に届けられます。その際に皮膚の下の毛細血管が一時的に拡張し、表皮部分はおよそ0.2mm程度しかないため、毛細血管が透けて私たちは肌が赤く見えると感じます。

また、肌あれやニキビ・敏感肌などの肌トラブルの多い方は、毛細血管が常に拡張しているため、赤みが持続する場合があります。

では、どのようなときに毛細血管が透けて私たちは肌が赤く見えやすくなるのでしょうか。よく起こりやすい原因を見ていきましょう。

肌の炎症

男女問わず多いニキビも炎症が起こっている状態です。生活リズムやホルモンバランスの乱れによって、皮膚のターンオーバーや皮脂の分泌が異常になり、毛穴に皮脂・老廃物が詰まって炎症が起こるのだそうです。炎症を起こしている部分の周囲の皮下毛細血管が拡張することで、顔の赤みが広がっていくのです。ニキビや炎症部分を気になって触ったりすると、それが新たな刺激になってさらに赤みが増すという悪循環に陥ります。

花粉

花粉と聞くと、鼻水や目のかゆみを引き起こすなどのイメージがありますが、花粉は肌荒れの原因にもなります。春は冬と同じように肌が乾燥しやすく、肌のバリア機能が弱まり、もろい状態になっています。この状態で花粉が肌に付着すると、肌荒れの原因にもなります。

日やけ

一度に大量の紫外線を浴びると、皮膚の細胞が傷つき、やけどのような症状が出ることがあります。軽い症状では、皮膚の赤み、乾燥のみですが、重度の日焼けでは、ほてり、水ぶくれなどが起こります。それに、敏感肌の人は日焼け後に顔の赤みが続くことがあります。

乾燥

春は気温が上がるが、大気は乾燥したままです。その結果、肌の水分量が足りないく、バリア機能が弱まってしまうのです。ニキビやかゆみ、赤みなどの春の肌トラブルは、バリア機能の低下が一因と言われています。

加齢

年齢とともに皮下脂肪が薄くなると、以前はそれほど赤くなかったのに、赤みが強くなるケースもあります。また、長年にわたって極端な温度差にさらされることで、毛細血管が拡張したままとなり、赤みがより目立くなることもあります。

顏の赤み対策&予防をするには、皮膚のバリア機能を回復させることが大切です。ここでは、肌トラブルを防ぎ、肌のバリア機能を回復させるためにできることを詳しく見ていきましょう。

低刺激の製品を選ぶ:肌のバリア機能が低下すると、通常のものに対して炎症を起こしたり、赤くなったり、かゆくなったりすることがあります。肌に触れる化粧品は刺激の少ないものに変える、花粉の多い時期はマスクで肌を保護する、汗をかいたらこまめに拭くなど、肌に刺激を与えるものを避けるよう心がけましょう。

保湿ケア:肌があれたり敏感に感じたりするときは低刺激のスキンケアでたっぷりうるおいを与えることが大切です。肌の水分と油分のバランスを整え、バリア機能をサポートできる毎日の化粧水と乳液に加え、週2回のマスクでタイムリーな保湿を行いましょう。

紫外線対策:紫外線は一年中降り注いでいますが、3月頃から強くなるに連れて、肌の調子が悪くなります。ちょっとお出かけすると、日焼けで肌が赤くなりかゆい状態に。こういう時は肌に合った日やけ止めの使用はもちろん、日傘や長袖着用などのデイリーケアも心がけましょう。

顏クーリング:アレルギーの後に掻くことは、赤みや腫れを悪化させる可能性があるので、出来るだけ掻かない、100%の天然黒曜石を作れたCatMozの美顔ローラーで顔をコロコロして、肌を落ち着かせましょう。また、天然石素材はミネラルを豊富に含み、抗炎症作用や皮膚再生作用があり、肌の奥から肌の免疫力を高め、輝きと潤いのある肌へと導く。冷蔵庫で冷やして使用すると、より鎮静効果が高まりますよ。

皮膚科の受診:スキンケアや生活習慣を直しても赤みなどの症状が改善されない場合や、赤みが出た理由が分からない場合は、自己で判断せず、皮膚科専門医の診断を受けるようにしてください。症状に応じた治療を受けられ、処方薬を出してもらえましょう。

顔の赤みをとるためには、毎日のスキンケアや生活習慣を見直して、肌トラブルの原因ごとに対策をしっかり行い、健康なお肌を目指しましょう。